当院の外来について

生活習慣病、膠原病、内分泌・免疫内科領域の外来を受け付けています。健診で指摘や気になる点があった際に、保健指導と合わせてぜひご利用ください。
当院は完全予約制のため、お手数ですが、お電話、WEB予約にてご予約の上ご来院ください。
保健指導
保健指導・特定保健指導についてはこちら
生活習慣病外来
生活習慣病とは、日々の生活が原因となって発症する疾患の総称です。具体的には、偏った食生活や過度な飲酒、運動不足、喫煙、ストレスなどの積み重ねが原因として挙げられます。
主な疾患
糖尿病、高血圧、脂質異常症、メタボリックシンドローム、高尿酸血症(痛風) など
当院では、このような生活習慣病の早期発見・予防を目的として、二次検診(精密検査)を受診することができます。
二次検査が必要となる例
- 血圧異常
- 高血圧の場合、放置すると動脈硬化を引き起こす恐れがあります。
- 血液数値異常
- 貧血や多血症、血小板減少など様々なケースが考えられます。
- 脂質、血糖異常
- 放置すると、心筋梗塞や脳梗塞へとつながる恐れがあります。
- バリウムの異常所見
- ポリープが大きくなっていたり、病気が進行していたりしている恐れがあります。
- 胸部X線異常
- 肺がんや結核などの疾患を見逃さないため、早急に胸部CT検査を受診する必要があります。
- 肝機能障害
- 腹部超音波検査や追加の血液検査を受け、肝臓・胆嚢に異常がないか調べる必要があります。
- 便潜血、ピロリ菌感染
- 便潜血の陽性、ピロリ菌の感染が認められた場合には、内視鏡検査による再検査が必要です。
- 腫瘍マーカーの高値
- 必ずしもがんがあるとは限りませんので、画像検査などの結果を踏まえて、医師が総合的に判断いたします。
- 乳がん検診の異常
- マンモグラフィや乳腺超音波検査を用いた精密検査を受診する必要があります。
持ち物
- 二次診断等給付請求書(様式は厚生労働省のHPからダウンロードできます)
- 一次健康診断の結果
- 健康保険証 または マイナンバーカード
免疫膠原病内科
膠原病(こうげんびょう)とは、自身の免疫機能に異常をきたし、自分自身の身体を攻撃してしまう自己免疫反応疾患の総称です。本来は自分の身体を守るはずの免疫機能が、自分自身の臓器を攻撃する反応を起こすことから「自己免疫疾患」とも呼ばれています。
膠原病の患者さまの体内では、自己免疫の異常により、自己反応性リンパ球が活性化し、正常な細胞や組織を形成するという免疫反応が生じています。その結果、関節、筋肉、皮膚、血管、内臓の全身の組織に慢性的な炎症が起こり、様々な症状が現れると考えられています。
膠原病の発症には遺伝的関与と環境関与が関与していると考えられています。遺伝的関与として、特定の遺伝子が関与している可能性があり、家族内に膠原病の罹患者がいる場合、発症リスクが高くなることが知られています。特に全身性エリテマトーデス(SLE)は紫外線の影響を受けやすいとされています。また、膠原病は女性に多い疾患であり、女性ホルモン(エストロゲン)が病気の発症や異常に関与している可能性も示されています。
膠原病に含まれる主な疾患・症状
- 全身性エリテマトーデス
- リウマチ熱
- 強皮症
- 皮膚筋炎 / 多発性筋炎
- 結節性多発性動脈周囲炎
- 関節リウマチ
- など
膠原病の主な症状
- 発熱
- 関節や筋肉の痛み、こわばり
- 皮膚の黒ずみ
- 手足のむくみ
- 体重の減少
- 疲労感
- レイノー現象(寒さに当たると指先が白くなる)